株の世界にはいくつかの種類がありますが、その中でも特に注意が必要なのが「仕手株」と呼ばれる物です。
これは仕手筋と呼ばれる集団が価格を操作している株のことで、このタイプは仕手筋が価格を無理やり釣り上げてから、最高に達した時に売り抜けるために利用されている存在です。

具体的な仕手筋の手法としてはまずターゲットとするところを見つけることから始まります。
ターゲットに選ばれやすいのは株価が安い経営状態が悪化している企業や、発行量自体が少ない起業、新興企業など評価しづらい企業などが代表的な存在です。
仕手筋はこうした企業の株を少しずつ、誰にも気づかれないように集めていきます。

集め終わった後には買い注文を一気に出すことで株価を上げ、それを見た投資家が利益目的で同じように買い始めるのを待ちます。
これで仕手筋の思い通りに値が釣り上がったのであれば、あとはその最高額で全て売ってしまい、利益を確定させるわけです。
こうした仕手筋の手法を見ると恐ろしいものにも見えるでしょうが、実際には上手くやると仕手筋以外の人も利益を出せるのは言うまでもありません。
仕手筋と同じタイミングで動けば同じくらいの利益は出せるのですから、全く無意味であるわけではないのです。

ただこうした仕手筋の動きを見て仕手株に手を出すというのは、投資においてそれなりに経験を積んだと自負できる人だけにしておいた方が良いでしょう。
仕手株の銘柄を調査するというのは素人にはできるものではありません。
仕手筋が操っている以上は仕手筋の動きを注視しなくてはなりませんし、おおよその場合、仕手筋の動きは明確には見えません。
そのためタイミングを見誤ると仕手筋が抜けて価格が一気に下がり始めた相場に縛られることになります。
もしチャートなどを見ていて仕手筋が絡んでいそうだと思える物があったのならば、普段よりも慎重に判断するようにしてください。